新米の時期になりましたね(^^♪
最近はGoogleアナリティクスで、このサイトのアクセスなどを調べています。
そこで、TOPページや会社概要ページの次に、「お米につく虫たち」という記事を閲覧している人が、たくさんいることが分かりました。(2015年のブログですが…)
やっぱり、お米の虫に悩まされている人が多いみたいですね(-_-;)
私も子供のころ、畳の部屋に30kgの米袋を保管していたら、茶色い袋に黒い虫がワラワラ…という経験があります。
そこで、もう一度お米の虫について調べた事を、ここにまとめておこうと思います!
発生原因や予防方法も書き出してありますので、虫に困っている方は是非参考にしてみてください!
主なお米につく虫
コクゾウムシ
イネ科の穀類に発生しやすく、象の鼻のような口を持つ虫です。長い口を使って穀類に穴をあけ、中に卵を産みつけていきます。米の中で孵化した幼虫は成長して蛹となり、成虫となって米から出てきます。15度前後で発育でき、60~80%くらいの湿度が高い環境を好むため、夏場は特に気を付けましょう。冷蔵庫、もしくは風通しの良い日陰で保管するのがおススメです!
ノシメマダラメイガ
コクゾウムシと併せてお米の害虫として有名な蛾です。食害したお米の表面に糸を張ることもあるので、お米同士がクモの糸のようなものでくっついていれば、ノシメマダラメイガの仕業です。成虫はお米を食べませんが、幼虫がお米のヌカ層や胚乳部分を食べるため、玄米や分づき米で保存していると発生しやすいです。残ったヌカや米の欠片をエサにする場合があるので、米びつのこまめな清掃で発生を予防できます。幼虫はビニール袋を食い破って侵入できるので、買った時の袋のまま放置するのはやめましょう。
コクヌストモドキ
赤褐色で光沢のある、3~4mmほどの小さな虫です。
米びつのほかにも小麦粉やお菓子、パン類などにもよく発生します。
米粒よりも加工品や粉、乾燥物を好むので、米びつの清掃をこまめに行うことで予防できます。
また、米粉がこぼれた米袋の下などに生息することもあるので、袋を長期間放置しないように気を付けましょう。
コナナガシンクイムシ
筒状で茶褐色の2~3mmほどの虫です。
でんぷん質の多いものから食害し、イネ科の穀類にも発生します。
穀物の表面に産みつけられた卵から孵化した幼虫が穀物内に食入し、成虫まで育ちます。
成虫も強い顎でお米をバリバリかみ砕くので、お米がボロボロになり、洗米時に壊れやすくなってしまいます。
また、大量発生するとカビの原因にもなります。
コクゾウムシなどと同じく低温では活動できないので、17.5℃以下の冷暗所で保管しましょう。
また、お米を買った袋のまま放置するのも良くありません。
ノコギリヒラタムシ
平たく、前胸の側縁がノコギリ状になっている3mm程度の虫です。
主にヌカや米粉を害します。
他虫同様、米びつ内にヌカやや米粉を残さないようにしましょう!
予防方法についてのまとめ
お米につく虫のほとんどが10℃以下では活動ができないので、冷蔵庫での保管が一番安全です。
我が家では、米びつに入りきらないお米は、乾いた2リットルペットボトルに入れて野菜室で保管するようにしています!密閉してあるため、酸化による風味の低下や庫内の臭いうつりも防げてオススメです!
「かといって、冷蔵庫にそんなたくさん入らないよ……!!」
というのが現実だと思います。
なので、常温でお米につく虫を発生させないための鉄則は
① 1か月程度で食べきれる量を買う!
② 米袋のまま放置しない!
③ 米びつや保管場所をキレイにする!
の3つです!
冬場は虫が活動しにくい季節ですが、
室内は暖かく、湿度が高くなりやすいため、冬でも虫の生育条件がそろってしまいます。
油断せず、鉄則を守っておいしいお米を食べれるようにしてください(^▽^)/
虫が湧いてしまったらどうすればいい?
それでも虫が出てしまった時、食べても大丈夫なのか心配ですよね。
お米に発生する虫は、毒や悪臭は無く、噛みついたりもしないので、うっかり食べてしまっても大きな問題はありません。(甲殻類アレルギーの方はエビやカニと同じような症状が出る場合もあります)
でも、虫がウヨウヨしているお米を食べるのは気分が悪い……。かといって捨ててしまうのはもったいない!という方は、下のやり方を試してみてください。
虫が少ない場合
虫や、虫で傷んだ米を比重が軽いので水に浮きやすいため、普段よりも多めの水で研ぐことで、除去できる場合があります。
虫がたくさんいる場合
ノシメマダラメイガの仕業で、お米同士がクモの糸のようなものでくっついて繭のようになっているものは、目の粗いフルイを使うことで取り除くことができます。
また、直射日光が当たらない明るい場所にお米を薄く広げ、1~2時間ほど干せば、冷暗所を好む虫は逃げていきます。(干しすぎるとお米が割れてしまうので注意!)
虫がいなくなった頃合いをみて、必ず新しい袋で保管しましょう。米びつで保管している人は、水洗いでしっかりとヌカを洗い落とした後、お米と一緒に天日干ししておくと良いです。お米の発生に関わらず、定期的な米びつの掃除は虫発生防止につながります。
また、この方法は虫を逃がすための方法であって、虫の卵までは取り除けません。しばらく放置すると再度発生してしまうので、なるべく早めに食べきりましょう。
虫がいるお米は残留農薬が少ない証拠
無農薬や、農薬を極力使わないで作られたお米は、虫が発生しやすいのが特徴であり、虫が湧いてしまったお米には、残留農薬が無い、もしくは少ないお米ということになります。
そういう意味では、むしろ安全なお米と言えるかもしれません。
最後に
6月からは、特に湿気と気温が虫の発生につながりやすくなってきます。
ネットショップなどでお米をまとめ買いする人は、特に気を付けて保管しましょう!
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