お米を使った紙

○ 児島製機だより =第254号= ○●○○●○

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<目次>

1)最新情報 ~商品情報~
2)ライスレポート ~お米を使った紙~
3)メンテナンス情報
4)今月のひとこと ~富有柿~

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1) 最新情報 ~商品情報~

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2) ライスレポート  ~ お米を使った紙 ~

夏の暑さを忘れてしまう程、すっかり涼しくなりました。今年も残すところあと2か月だなんて驚きです。酷暑と言われたこの夏は部屋に引きこもりがちでしたが、これからの時期はハイキングや紅葉狩りと外に出ていく機会も増えそうですね。近年は携帯から写真やメッセージを簡単に共有できますが、旅先で家族や友人にお手紙を出すのもたまには風流でいいかもしれません。そこで今回はお米で作った紙素材kome-kami(コメカミ)を紹介したいと思います。

kome-kami(コメカミ)は奈良県池田市に本社を置く、(株)ペーパルから発売されました。加工・流通段階や家庭で出る食用に適さないお米、備蓄用マルファ米で廃棄されてしまうものと、FSC認証パルプでアップサイクルした紙素材です。日本では古くからお米を接着剤として使う文化があり、それは和紙の製法にも応用されてきました。その伝統的な技術に着目し、紙の繊維であるパルプをつなげる化学薬品の代わりにお米でできた糊を開発して作られたのがkome-kamiです。生成りがかった白さ、風合いのある質感、かすかにしっとりとした優しい触り心地が特徴です。

国内のお米の需要は年々減少しています。この10年でおよそ100万トン需要が減少することが予想されており、食糧自給率の問題だけでなく、耕作放棄地や休耕田の観点、さらには食糧安全保障の問題からも、食用だけでなく工業用も含めたお米の需要を増やす必要が高まっています。Kome-kamiはフードロスも減らし、お米そのものの需要を促進したいという思いから開発されたそうです。

開発にはとても苦労され、お米は固く粘着性があるため、機械にくっついたり壊してしまったり、出来上がった紙にも穴が空いてしまうなど数々の困難を乗り越えての完成だったそうです。お米=食べるというイメージがやはり強いですが、食用以外でのお米の使用が今後も増えていき、環境的にも気持ち的にも、廃棄されるお米が少しでも少なくなれば良いなと願います。

Kome-kami以外にも廃棄される‘’もみがら‘’を活用した紙素材「momi-kami」や、ニンジンの皮を使って出来た紙素材「vegi-kamiにんじん」、ビール粕から出来た「クラフトビールペーパー」、ほんのり香る、お茶で作った混抄紙「茶紙」などユニークな商品がたくさんあります。便箋だけではなく、カレンダーや名刺の紙としても使えるみたいなので興味のある方は会社のHPを覗いてみてください。

それではまた次回。

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3) メンテナンス情報

修理等希望の方は、メール又は電話で連絡下さい。
折返しご連絡します。

MAIL:info@kojimaseiki.co.jp
TEL :058-232-2516

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4) 今月のひとこと ~ 富有柿 ~

11月に入り、冷え込む日も多くなってきました。ハロウィンも終わり、クリスマスに向けて街は賑わっていますね。空気も澄んでいるのでイルミネーションも綺麗な時期です。秋といえば、食欲の秋!弊社のある岐阜県には「富有柿」という柿がありますがご存知でしょうか。そこで今回はこれから最盛期を迎える富有柿についてお話していきたいと思います。

富有柿は岐阜市のお隣、瑞穂市が発祥の柿です。国内で一番生産量が多い品種で、他の品種と比べて果肉の触感が良く糖度が高いことから「甘柿の王様」と呼ばれています。重さは約230~280gくらいの丸みのある形をしていて、果皮はツヤのある橙紅色で食感はサクサクとしているのが特徴です。富有柿は「居倉御所(いくらごしょ)」と呼ばれていた柿が起源になります。居倉御所は、江戸時代末期に岐阜県の居倉村の小倉家によって栽培されていた柿で、食味がとても優れていたそうです。その柿の枝を明治17年に福島才治という人物が接ぎ木して育て、のちに富有と命名。品評会などで高い評価を受け全国に広まりました。

シーズンになると岐阜県内の道の駅や直売所に沢山並ぶ富有柿ですが、沢山ありすぎておそらく、どれを選んだらいいか迷ってしまうと思われます。美味しい柿の見分け方としては
①柿の果実とヘタがくっついていて、隙間のないものを選んでください。
(隙間があると傷みやすくなります。)
②果実には張りとツヤがあり同じ大きさなら手に持ったときに、より重みのあるものを選ぶと良いです。

ご自身で販売所まで足を運び厳選して買ってきた柿はきっと、とても美味しく感じると思います。柿は種の周辺とお尻の部分の甘みが一番強いので、縦にくし切りにして食べると甘味をバランスよく味わうことができます。果肉が柔らかくなりすぎたものは、凍らせてシャーベトのようにして食べるのもお勧めですよ!

また、富有柿は常温で保存すると2日前後で柔らかくなります。かたい食感が好みだったり、なるべく日持ちさせたい場合は、乾燥しないようにポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜質で保存して下さい。柔らかくなっているものは食中毒の原因にもなりますので、冷蔵保存してなるべく早めに食べ切りましょう。保存時はヘタを下にして置いておきます。

柿はどちらかというと単体で食べられているイメージだと思いますが、生ハムやスモークサーモンと合わせると、柿の甘味と塩味が交じりあい、とてもよく合います。キレイなお皿に盛り付ければ高級感のある一品料理になりますので是非、試してみてください。

それでは、また次回。

 

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